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スマートフォン アプリ市場について調べてみました。

2015年11月25日

システムエンジニアの高山です。

弊社では、紙媒体に加え、web、アプリの制作を行っています。
そんな中、企画を考える際に必ずと言っていいほど議論に上がるのが、webで作るべきか、アプリで作るべきか、という議論。

そして必ず、言われるのが、「アプリはダウンロードされない」「ゲーム以外で大きな収益を出すのは難しい」といった、ネガティブな意見。
アプリの現状ってどうなっているのかを、ネットから情報をさらってみました。

AppStore、GooglePlayのアプリ登録数


2015年11月24日時点、それぞれ下記のようになっています。
AppStore(iOS):1,734,110(開発者 386,443)
GooglePlay(Android):2,055,365(開発者 569,909)

参考:https://www.appannie.com/apps/ios/top/?_ref=header&device=iphone

今年はじめに、多くのメディアで「ついにGooglePlayの登録数が、AppStoreの数を抜いた」と出ましたが、
状況は変わらず、GooglePlayの方が登録数が多い状況となっています。

総計で、2,228,775
カテゴリ別に見ると、また違ってくると思いますが、ある意味、競合はこれだけの数いることになります。


iOS端末、Android端末のシェア


スマートフォン アプリ市場について調べてみました。
2015年9月時点の情報ですが、アプリ数と同じく、日本国内のシェアはAndroidの方が多い状況となっています。
iOS端末:38.3%
Android端末:60.7%

参考:http://www.kantarworldpanel.com/global/smartphone-os-market-share/

iOS端末は、2013年6月に1度シェアを奪われてからは、抜きつ抜かれつを繰り返しています。
現時点ではAndroid端末の方が20%以上の大差で勝っています。


ただ、個人的には、電車などで見かけるのはiPhoneばかりで、いまいちAndroidの方がシェアが高いようには感じられません。
もしかすると、社有の携帯やタブレットなどは、安いAndroid端末が多く使われているのかもしれません。

追記:ウチのメンバから、「周りで結構Android見るよ」とのことでした。

一人あたりのアプリダウンロード数


過去2年間でアプリの利用時間は63%増加の一方、月に利用するアプリ数は微増に留まる
http://jp.techcrunch.com/2015/06/12/20150611time-spent-in-apps-up-63-percent-over-past-two-years-but-apps-used-monthly-shows-little-change/

この記事に書かれている通り、アプリの利用時間は、「2012の第4四半期、毎月23時間2分間」だったのが、「2014年の第4四半期には37時間28分」まで増加したが、結局は、26、27個のアプリの利用に留まっているとのことです。

また、かなり古いですが、2014年2月の記事に、こんなデータが出ています。
・アプリはスマホの利用時間の72%を占め、WEBブラウザの2.5倍
・月に1回以上利用するアプリは27個、10回以上利用するアプリは9個

参考:http://www.netratings.co.jp/news_release/2014/10/Newsrelease20141001.html

現在は、これよりさらにアプリの利用時間が増加していると言われていて、1日のスマートフォンの利用時間の80%以上がアプリと言われています。
また、ゲーム以外で利用するアプリは固定化されており、ほとんど入れ替わりがないと言われています。

この状況を打破すべく、appleとgoogleはdeeplinkや、おすすめ機能を強化したりしていますが、なかなか改善していないようです。
実際、自分も昔ほどアプリ検索しなくなったのが実情です。

どういう時にダウンロードされるのか?


では、どういった時にダウンロードされるのか?
スマートフォン アプリ市場について調べてみました。

参考:http://gamebiz.jp/?p=147620

以前は、アプリランキングや、友人知人からの紹介でダウンロードする人が多かったようですが、現在はTVCM、スマートフォン広告をきっかけにする人が増えているようです。
昔のように、自ら探したり、教え合ったりしてダンロードするのではなく、かなり受身でダウンロードする傾向にあるように思えます。
ダウンロードさせるには、広告費がかなり必要ですね。

まとめ


上記に上げた内容を元に、アプリを作る際の対策を考えて行ければと思うのですが、
やはり広告費をかけて宣伝していかないと、なかなか、固定化されている27個のアプリの中には入り込めなさそうです。
ただ、逆にその中に入ってしまえば、ずっと使われる可能性もあるわけです。

ですから、ダウンロードされないからアプリをは作らない、ではなく、
webサービスで流行らせて、アプリで定着化させるのが良さそうです。

ありきたりの結論ですみません。
今度は、成功するアプリの法則なんかを調べてみたいと思っています。


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Posted by iA SEチーム at 09:45│Comments(0)iPhoneアプリ
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